公民館だより 2025年7月号発行

今月の写真から

「野良素人のつぶやき」コラム 

▶︎ 6月は土砂災害防止月間でした
 先月号で、芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」について触れましたが、ご存知のようにこの「五月」は今の暦では六月に相当し、梅雨時と考えられます。田や畑の作物も雨が欲しい頃に梅雨になりました。梅雨からは蒸し暑いイメージが付きまといますが、今の所、景色もなんとなく爽やかで、ニュースで報じられるほど暑くなく、過ごしやすいです。6月は土砂災害防止月間です。土砂災害のリスクを知って災害に備えましょう。赤崎地区公民館に関係する4集落(指杭、田井、赤崎、和田)の土砂災害リスクについては2023年12月号と2024年2月号に書いていますので、関係する情報を今一度確認していただければありがたいです。

*「ふるさとの防災について考える」シリーズを、noteマガジンにまとめました。

▶︎ 新しい雨量計を設置しました
 24年5月号にペットボトルで作る雨量計の話を書いていますが、この度、京都大学防災研究所水資源環境研究センターのご協力を得て、しばらくこの地の雨量を計測し、兵庫県の防災情報や気象庁アメダスの雨量などとの比較を行ってみることにしました。赤崎地区公民館の近くでは、対田に県の雨量計が設置されています。田井は対田とは山を挟んでますので、どの程度違うのかが興味あるところです。対田の雨量計のデータはインターネットで「川の防災情報」から、リアルタイムに見ることができます。

今月のおすすめ

☝️ガザとは何か-パレスチナを知るための緊急講義 / 岡 真理(著)
2023年10月7日、ハマース主導の越境奇襲攻撃に端を発し、イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化した。長年パレスチナ問題に取り組んできた、パレスチナ問題と現代アラブ文学を専門とする著者が、平易な語り口、そして強靭な言葉の力によってさまざまな疑問、その本質を明らかにする。

☝️パレスチナの民族浄化-イスラエル建国の暴力/イラン・パペ(著)
イスラエル人の歴史家。イギリスやイスラエルの軍事・外交文書や政治家の日記、パレスチナ人の証言など多彩な資料を駆使し、現代世界や中東情勢に影響を与え続ける組織的犯罪の真相を明らかにする。あのときパレスチナ全土でどのように住民は殺され、郷土を追われたのか。なぜ世界はそれを黙認したのか….現在の不条理を問う。

赤崎地区公民館だより
2025年7月号