公民館だより 2025年1月号発行

 令和6年度1月号の公民館だよりができました。本年もよろしくお願いいたします。1月11日に雪が降りましたが、その後は雪も降らず、比較的暖かな日が続いています。

震災30年によせて

寺田寅彦の「天災と日本人 寺田寅彦随筆選」 の本の紹介です。 「文明が進めば進むほど天然の暴威による災害はその激烈の度を増す。環境による支配、その最大のものが地震、津波、台風による脅威である。そのため数千年来の災禍の経験は、日本人に環境の複雑な変化に対応する防災上のすぐれた知恵を身につけてきた。その知恵の一つとして自然の驚異の奥行きと神秘の深さにたいする鋭い感覚が磨きあげられた。自然に逆らうかわりに自然にたいして従順になり、自然を師として学ぶ態度が生まれ、その結果、日本における科学の独自の発達がうながされた。日本の科学は自然にたいする反逆を断念し、自然に順応するための経験的な知識を蓄積することで形成された。そこに日本人の「民族的な知恵」が凝結しているのだ」

田井と指杭の数珠くり

「野良素人のつぶやき」コラム

〜畑︎の中の微生物と体の中の微生物(6)~

第12章 体内の庭より 
▶︎ プロバイオティクスとプレバイオティクス
▶︎ 婦人科医療と細菌のはたらき
▶︎ 糞便微生物移植の効果
▶︎ お肉と大腸
▶︎ 何をどう食べるか
▶︎ 食生活を変えた結果
▶︎ 酸っぱい漬物好きですか? ザワークラウトとサワーキャベツ

今月のおすすめ本

☝️人類はどこで間違えたのか(中村桂子著)
生き方を見直すヒントは生きもの40億年の歴史が詰まった土。環境を破壊し格差を生み出した農耕の”原罪”が浮かび上がり身近な「土」の重要性が明らかになる。

☝️大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち( 藤井一至著)
地球には最初土がなかった。地球上に生き物が誕生し遺体と岩石から土が生まれた。土の研究者である著者がスコップ片手に世界を飛び回り、土に残された多くの謎を掘り起こしていく。

☝️シン・オーガニック(吉田太郎著)
斎藤幸平氏推薦!「無農薬、無肥料? 良さそうだけど、無理じゃない?」持続可能性には大事だけど、ス
ピも怪しい。そんな疑念を持つあなたに捧げる必読の一冊。

赤崎地区公民館だより
2025年1月号