公民館だより 2024年12月号発行

 令和6年度(2024年度)12月号の公民館だよりができました。早いですね。もう一年が終わります。18日に雪が降り、楞厳寺の銀杏の葉も全て落ちました。今年は大雪かもしれないとねと、そんな声が聞かれます。

🟠 12月号の内容ピックアップ

イベントのお知らせ 「やさしい日本語落語

「野良素人のつぶやき」コラム

〜畑︎の中の微生物と体の中の微生物(5)~
 暑い夏が去り、いつのまにやら冬です。紅葉が長く見られて嬉しかったのですが、雪が降るようになると体の準備ができていないのか寒さが身に応えます。地球温暖化という表現には気温が上がることしかイメージできませんが、我々にとっては気候変動の厳しさの
方が対処し難いです。先月に続いて、ヒトの体の中の話題です。
     〜中略〜
 免疫系は昔、微生物を排除するために進化したと考えられていましたが、最近では微生物が免疫系を助けていることがわかってきました。有益な微生物が私たちの健康にどのように影響するのか、詳しいことはまだわかっていませんが、マイクロバイオームが乱れると、軽い体調不良から重い病気まで、さまざまな問題が起こることが明らかになっています。
 つまり、私たちは自分のマイクロバイオームを大切にする世話係として考え、この小さな仲間たちに十分な栄養や住みか、安全を提供し続けることが大切です。微生物が元気であれば、私たちも元気でいられるからです。共生生物は、私たちの免疫系の重要な部分であり、少し欠けると全体が不安定になります。それでも、医学界は19世紀の細菌に関する考え方に影響されていて、今でも多くの微生物に対して敵対的な見方をしています。

 大腸は、ただのゴミ箱ではありません。実は、あまり注目されない大腸には、バクテロイデス門とフィルミクテス門という2つの重要な発酵細菌が集まっていて、短鎖脂肪酸(SCFA)という素晴らしい化学物質が作られています。SCFAは薬効成分の宝庫であるのです。ここでは、SCFAが人間が消化できないものを食べて成長し、その結果として人間が成長するという、まさに究極のリサイクルの仕組みが働いています。。。。。全編はこちら

記事の内容とリンクする今月のおすすめ本

☝️新しい腸の教科書
今まで腸は「謎の多い臓器」でした。医療技術が発達し「知られざる腸の世界」が開けたのはつい最近。現在も日進月歩で新しい研究成果が報告されています。最新の腸についての正しい知識が、わかりやすくまとめられています。

☝️心がばてない食薬習慣
西洋医学(栄養学、腸活)と東洋医学(漢方)の両方向から、心の不調を「食べて治す=食薬」習慣をアプローチ。「人間も自然のなかの一部である」という漢方の考え方をベーに、シンプルな「食薬プログラム」を紹介します。

☝️世界一やさしい微生物図鑑
 ヒトの体重のうち、1-2kgは大腸菌の重量だといわれているように、私たちは多くの微生物とともに暮らしています。身近だけれど目に見えず、普段意識することのない微生物を「キャラ図鑑シリーズ」にして、まじめにわかりやすく解説します。

赤崎地区公民館だより
2024年12月号